2015年撮影、青空の下のサンフランシスコ・カストロ劇場の外観。縦長の「CASTRO」看板と、当時のFrameline39などを告知するマーキー

ドリー・パートンをしのぶ『9 to 5』上映会が、10/11にカストロ劇場で

2015年撮影、青空の下のサンフランシスコ・カストロ劇場の外観。縦長の「CASTRO」看板と、当時のFrameline39などを告知するマーキー

Hi there!

カントリー歌手のドリー・パートン(Dolly Parton)が、8月25日にナッシュビルで亡くなりました。
80歳でした。

アメリカでは本当に伝説的な人で、知らない人はいないくらい。
みんなが悲しんでいました。

サンフランシスコでは訃報が流れたその日のうちに、カストロ劇場の前に何百人もの人が集まりました。
みんなで「I Will Always Love You」を歌って、彼女を見送ったそうです。
劇場のマーキー(看板)には「We Will Always Love You Dolly Parton」の文字が出ていました。

2014年、ノックスビルでの「Blue Smoke World Tour」公演で、オレンジにシルバーのフリンジが付いた衣装を着てステージに立つドリー・パートン
2014年、ノックスビルでの「Blue Smoke World Tour」公演のドリー・パートン。Photo: Kristopher Harris / Wikimedia Commons(CC BY 2.0、縮小して使用)

僕は以前、ロックの殿堂に行ったときに彼女の曲を聴きました(そのときの記事はこちら)。
僕、ドリー・パートンが好きなんです笑

そのドリーをしのぶ上映会が、10月11日(日)にサンフランシスコのカストロ劇場であります。
作品は、彼女の映画デビュー作『9 to 5』です。

『9 to 5』ってどんな映画?

1980年公開のコメディです。

主演は3人。
ジェーン・フォンダ(Jane Fonda)、リリー・トムリン(Lily Tomlin)、そしてドリー・パートン。

3人が演じるのは、同じ会社で働く女性社員。
横暴で、セクハラもする上司に振り回されている3人が、成り行きでその上司を監禁してしまいます。
そのあいだに職場を自分たちのやり方に変えてみたら、なんと生産性が上がる……というお話です。

主題歌の「9 to 5」も、ドリー本人が作って歌った曲です。
全米チャートのBillboard Hot 100で1位になりました。

この曲にちなんで、今年からカリフォルニアでは9月25日が「ドリー・パートン・デー(Dolly Parton Day)」になりました。
9/25で「ナイン・トゥ・ファイブ」。ダジャレみたいな日付です笑
初めてのこの日には、ユニオンスクエアでお祝いのイベントがあり、ラインストーンやカウボーイハットで着飾ったファンが何百人も集まったそうです。

あのタイプライターみたいな「カチャカチャ」というリズム。
実は、ドリーがアクリルネイル同士をこすり合わせた音です。
本人がインタビューで何度も話しているエピソードです。

僕はこの映画も観たことがあります。
アメリカに来てから舞台も観に行って、楽しかったです!

10/11(日)の上映情報

2015年撮影、青空の下のサンフランシスコ・カストロ劇場の外観。縦長の「CASTRO」看板と、当時のFrameline39などを告知するマーキー
サンフランシスコのカストロ劇場(2015年撮影)。マーキーは当時のFrameline39などの告知で、今回の上映のものではありません。Photo: Mike McBey / Wikimedia Commons(CC BY 2.0、縮小して使用)
  • 日時:2026年10月11日(日)開場14:00/開演15:00
  • 会場:カストロ劇場
  • 主催:Frameline、Another Planet Entertainment
  • 上映前:ピーチズ・クライスト(Peaches Christ)によるドラァグのトリビュート
  • 寄付:チケット収益の一部が、ドリーの「イマジネーション・ライブラリー(Dolly Parton’s Imagination Library)」へ
  • チケット:Framelineの上映ページから購入

この日は、ただの再上映ではありません。

まず、映画の前にピーチズ・クライストがドラァグで幕を開けます。
ピーチズはサンフランシスコを拠点にするドラァグパフォーマーで、映画監督でもある人。
ドラァグの前座ショー付きの深夜上映を長く主催していたので、こういう上映はまさに得意分野です。

もうひとつは寄付。
イマジネーション・ライブラリーは、0〜5歳の子どもに毎月無料で本を届ける、ドリーの名前を冠した活動です。
チケットを買って観ること自体が、その応援になります。

ちなみに10月11日は、National Coming Out Day でもあります(由来はこちらの記事で)。

全米の映画館でも10月9日〜15日に4K修復版の再上映がありますが、こちらはカストロとは別の企画です。

彼女の映画をみんなで観て、笑って見送れる場所が、いまこの街にあります。

行ける人はぜひ!

See you soon!