2回目のSF Prideで考えた「受け入れられてる感じ」

Hi there!

この前(6月下旬笑)、SFのPrideに行ってきました。
人生で2回目です。

去年もマーケット・ストリートの人混みにまぎれてパレードを見て、今年も同じように行ってきました。
「楽しかったー」で終わるつもりだったのに、帰り道でなぜか胸がじんわりして、それがずっと気になっていました。

2回目だから見えたもの

去年は「すごい人の数だな」と初めてドキドキして頭がいっぱいでした。

今年は少し余裕があって、歩いている人たちの顔をちゃんと見られた気がします。
沿道はどこまでも虹色で、目が合うと自然に笑い返す、そんな空気でした。

スピーカーから流れる曲と、そこらじゅうの笑い声と、誰かが吹く笛の音が混ざって、空気は寒いのに熱量がある。
一度だけ、柵のすぐ内側にいた年配の男性としっかり目が合いました。
大きなサングラスにピンクのボア、片手にレインボーの旗。
その人がにっと笑って小さく手を振ってくれて、僕もつられて振り返しました笑

高い場所から見たマーケット・ストリートのプライド・パレード。白いTシャツでレインボーフラッグやうちわを持った参加者が交差点を歩き、両側の柵の内側を大勢の見物客が埋めている
白いTシャツの一団が交差点を横切っていくところ。柵の内側の歩道も、見物客でびっしりでした。

普段の街ではあまりない距離感です。
2回目だからいけると思っていたのに、最初はやっぱりちょっと照れました笑

Appleの列と、笑っちゃった看板

企業の列もいくつか歩いていて、その中にAppleがいました。

最近はPrideから距離を置く会社も増えている、というニュースを見ていました。
そんな中で、今年も社員がぞろぞろ歩いているのを見て、変わらず来てるじゃん、と謎に誇らしくなりましたw

さすがAppleはずっとAppleであり続けますね。だから好きなんですが。

で、ここからちょっとだけ下ネタ注意です。
苦手な方はこの段落を飛ばしてください。

沿道のフードコート(IKEAの中ですが笑)が出していた立て看板に、”MEAT BALLS AND COCK TAILS” と書いてありました。
ミートボールとカクテル、意味としてはただそれだけです。
でも改行の位置が絶妙で、真ん中の3行が “BALLS AND COCK” としか読めない。
さすがPrideだなぁと思いました笑

隣を歩いていた知らない人も、写真を撮っていました。
下品というより、普通に面白かったです。

レンガ敷きの歩道に立てられたA型看板。青地に黄色い枠で「MEAT BALLS AND COCK TAILS」の文字が5行に分けて大きく書かれ、指差しマークと「THIS WAY」、下部に「BEER WINE COCKTAILS」「OPEN DAILY」の表記がある。左端は少し切れているが全体は読み取れる
フードコートの立て看板。区切り方のせいで、つい二度見してしまいました。

「受け入れられてる感じ」って何だろう

日が暮れる頃には、街のあちこちが紫や虹色にライトアップされていました。

地平線に夕焼けが残る薄暮の空を背にした、スートロタワーが立つトゥインピークスの丘のシルエット。斜面の一部が紫色にライトアップされ、画面上部を電線が横切っている
日暮れのトゥインピークス。見上げているうちに、いつのまにか肩の力が抜けていました。

それを見上げているとき、自分の肩の力が抜けているのに気づきました。

夜のサンフランシスコの街並みの上に、ダウンタウンの高層ビル群から虹色の光の帯が扇状に夜空へ伸びている。手前は丘の上から見下ろした住宅街の明かり
丘の上から見下ろすと、ダウンタウンから虹色の光がまっすぐ立っていました。この日はもう、街ぜんぶがPrideでした。

異国で暮らしていると、どこかでずっと「僕はここにいていいのかな」と薄く緊張しています。
悪いことは起きていないのに、なんとなく身構えている。
その緊張が、この日はほどけていました。

たぶん「受け入れられてる感じ」って、誰かが完璧な椅子を用意してくれることじゃないんですよね。

その場に混ざって、くだらない看板で知らない人と同じタイミングで笑えた。
そのときに自分の中で勝手に生まれるものなんだと思います。

だから来年も、僕はまたあの人混みに行くと思います。