青空とヤシの木の下、ダートコースで係員2人に引かれる栗毛の競走馬。奥に「DEL MAR RACE 4」と表示された掲示板と FanDuel の看板

予備知識ゼロでもアメリカの競馬場は楽しめた、という話

青空とヤシの木の下、ダートコースで係員2人に引かれる栗毛の競走馬。奥に「DEL MAR RACE 4」と表示された掲示板と FanDuel の看板

Hi there!

先日、人生で初めて競馬場に行ってきました。

場所は San Diego の Del Mar。

競馬場ってなんだか常連の世界というか、勝手を知ってる人だけが行く場所というイメージがあって、ずっと縁がないままでした。

しかも僕、日本の競馬もよく分かっていません。

馬券の買い方も、レースの見方も、何も知らない。

そんな状態で「行ってみたいけど、行っていいのかな」ともじもじしている人、たぶんけっこういますよね。

私がまさにそれでした笑

Del Mar 競馬場の公式プログラム冊子を手に持つ様子。表紙に騎手が騎乗した馬のカラフルなイラストと「DEL MAR」のロゴ、開催期間が印刷されている
とりあえずこれだけは買った、公式プログラム。結局ほとんど読めませんでしたw

予習ゼロで競馬場に行ってしまった

結論から言うと、何も調べずに行きました。

行ってから「しまった、ルールくらい読んでおけばよかった」と少し焦ったくらいです。

Del Mar は海のすぐそばにあって、キャッチコピーが “Where the Turf Meets the Surf”。

競馬場なのに、空気がビーチリゾートなんですよね。

車で向かう道からもう海が見えて、これから馬を見に行くという感じが全然しませんでした。

青空とヤシの木の下、ダートコースで係員2人に引かれる栗毛の競走馬。奥に「DEL MAR RACE 4」と表示された掲示板と FanDuel の看板
競馬場なのに、空気だけずっとビーチリゾートでした。

夏のあいだはサマーミートという開催をやっていて、木曜から日曜あたりが中心のようです。

9月アタマまでらしいので、行くならほぼ今、という感じでした。

想像より、ずっとゆるかった

身構えていたわりに、着いてみたら拍子抜けするほど気楽でした。

まず驚いたのが、馬がとにかく近いこと。

レース前の馬が鞍をつけてぐるぐる歩く場所があって、そこを普通の入場券だけで囲むように見られます。

柵のすぐ向こうを、毛艶のいい馬がゆっくり通り過ぎていく。

正直に言うと「めちゃくちゃハンサムな馬だ!」と思いました。

上から見た Del Mar のパドック。芝生の周回路を歩く数頭の競走馬と勝負服姿の騎手、それを取り囲んで眺める大勢の来場者。奥にスペイン風の厩舎と電光掲示板
入場券だけで、この距離。毛艶までよく見えます。

次にゆるいなと思ったのが、馬券まわり。

場内のあちこちにバーがあって、そこから馬券が買えるんです。

わざわざ窓口に並んで、自分の席に戻って、みたいな流れを想像していました。

だから飲み物を頼むついでにレースに賭けられるのは新鮮でした。

席に縛られないから、ずっとふらふら歩き回っていました。

服装も過ごし方も、全体的に自由です。

私はTシャツにサンダルみたいなラフな格好で行ってしまったんですが、まわりも似たようなものでした。

きれいめの人もいれば、芝生に寝転んでビールを飲んでいる人もいる。

「こうしなきゃいけない」がほとんどない場所で、それがすごく居心地よかったです。

賭けは当たったり外れたりでしたが、正直あまり覚えていません。

それより、海風と芝生と馬の記憶のほうが強いです。

Del Margarita で乾杯して帰った

帰り際、メニューで見つけて笑ってしまったのが Del Margarita というドリンク。

Del Mar にある Margarita だから Del Margarita。

たぶん地名にかけているんだと思うんですが、Margarita ってそもそも普通にアルコールドリンクの名前でもあるじゃないですか。

しょうもないダジャレなんですけど、こういうの見るとちょっと嬉しかったり笑

木枠の黒板に白い手書き文字で書かれた場内バーのドリンクメニュー。「Del Margarita」「Del Mary」「Smuggler's Mule」などの名前が並ぶ
この「Del Margarita」の字面で、しばらく一人で笑っていました。

結局その日は、勝ち負けよりも雰囲気そのものを飲み物ごと楽しんで帰ってきました。

行く前は「ルールを予習しないと楽しめない場所」だと思い込んでいました。

でも実際は、分からないまま歩いて、分からないまま賭けて、分からないまま乾杯して、それで十分楽しかったです。

競馬場って、分からない人に案外やさしい場所でした。

行ってみたいけど勝手が分からなくて足踏みしている方、そんなに気負わなくて大丈夫だと思います。

とりあえず馬の顔を見に行くくらいの気持ちで、ふらっとどうぞ〜