「Liquid Glassのときみたいな衝撃はなかった。でも、秋になって使い始めたら『あれ、なんか全部ちょっとずつ気持ちいい?』ってなる気がするプレゼンでした。
それがWWDC 2026の第一印象です。
今年の構成、なんかいつもと違う?
例年のWWDCって、OSごとにセクションが区切られて「iOS→macOS→watchOS→…」という流れで進みますよね。でも今年はちょっと違って、Craig (俺の推しDaddy)が冒頭で3つのテーマを宣言する形で始まりました。
- Platform Improvements
- Trust & Safety
- Apple Intelligence
OS別じゃなくてテーマ別です。個人的には「エコシステムを強調したかったのかな」という気がしています。iPhoneだけ、Macだけという切り口じゃなくて、「Appleの製品全体がひとつの体験として繋がっています」という見せ方の方が今のAppleの戦略に合っている的な?。GoogleやSamsungとのAI競争で何かと比較されてきた中で、そういうメッセージを伝えたかったのかもしれません。あくまで個人の解釈ですが笑
大胆な発表はなかったけど、それはそれでいいと思った
去年のWWDCにはLiquid Glassという「全画面が溶けたようなデザイン刷新」があって、賛否はあれど話題性は抜群でした。今年はそういうインパクトはないです。
「あれ、地味に使いやすくなった?」のような秋になって初めて気づく変化が、今年のWWDCな気がする。
アプリの起動が30%速くなる、AirDropが80%速くなる、といってもデモでは伝わりにくい。Liquid Glassの透明度をスライダーで調整できるようになったといっても、それだけ聞くと地味に感じますよね。でも日常の「ちょっとしたストレス」が消えていくのって、長く使えば使うほど効いてくると思うので、こういうアップデートはじわじわ嬉しくなるやつじゃないかなと。
Siri AI ようやく、Googleに追いついたかという感じ
何が変わったか
これまでのSiriって「聞いて、答えが返ってきて、終わり」みたいな感じでしたよね。今回の Siri AI は、Messages・Mail・Photos・Notes・Calendarをまたいで文脈を理解して、アプリをまたいだアクションも実行できる会話型アシスタントとして生まれ変わっています。Visual Intelligence も強化されているらしい。(後述)
Gemini搭載、という話
注目する点は、Geminiモデルの採用ですね。
「Appleが作ったSiri」と言いながら、知識と会話エンジンはGoogleに依存する——この構図、なんか複雑だなと思う人もいると思います。一方でCraigは「プライバシーはAIにおいて非交渉事項だ」「データはリクエストの実行にのみ使われ、外部の専門家がいつでも検証できる」とかなり明確に言っていて、「中身はGoogleかもしれないけど、プライバシーのルールはAppleが管理する」という立場みたいです(ほんと?)。これが実際どこまで担保されるのかは、これから注目していきたいところです。
iCloud、5GBで足りる?
Siriの会話履歴はローカルに保存されて、iCloud経由で全デバイスに同期されるとのこと。MacでしていたSiriとの会話をiPhoneで続けられる——便利ですよね。
ただ、会話履歴を同期するということは使えば使うほどストレージを食っていく。iCloudの無料枠は5GB。毎日AIを使う人は、わりとすぐ容量を気にすることになりそうです。そしてSiri AIの一部機能は1日に使える上限があるらしい。その上限解放には → iCloudの有料プランへの誘導、とSiri AIが非常にシームレスに連動した設計になってる、というのはさすがだなと思いつつ、ちょっと苦笑いしました。
Apple Intelligenceで英語学習、月並みだけど考えてみた
Visual Intelligenceの話で少し書きましたが、英語学習者として「これ使えるかも」とつい考えてしまいました。月並みな発想なんですけど——
街中で知らない英単語の看板を見かけたとき、Visual Intelligenceでその場でSiriに調べてもらって、そのままリマインダーに入れて「今夜20時に単語を確認する」という流れが組めたら、結構いいんじゃないかなって。単語の習得には再確認が一番大切って知ってますので笑。
できるかどうかはまだわからないんですけど、秋に実際に触ってみてから改めてレポートしたいと思います。
Timの最後のWWDCにしては、静かだった?
Tim Cookは8月31日にCEOを退任して、9月1日からJohn Ternusに引き継がれる予定。今回のWWDCが、彼のCEOとしての最後の登壇のハズ…
そのわりに、キーノートはいつもと変わらないトーンで進んでいた気がします。感傷的な演出もなく、Johnはステージに登場すらしなかった。
“Imagination has no limits. And with the incredible capabilities we introduced today, I truly believe the best is still ahead.”
— Tim Cook, WWDC 2026 closing
締めの言葉はらしいなと思いました。「ちょっと嬉しいの積み重ね」と「Appleは常にAppleである」ということなのかなぁ。
まあ批判とかではなくて、ただの感傷なんですけど。20年近くAppleを率いてきた人の最後の舞台が、こんなに静かでよかったのかなぁ、というのが正直なところです。
とりあえず英語版のリリースが秋みたいなので、また感想を書こうと思います。




