青空の下に建つRock & Roll Hall of Fame。下部に「ROCK & ROLL HALL OF FAME」の看板が写る

Rock & Roll ってオハイオ州のクリーブランドで生まれたって知ってた?

青空の下に建つRock & Roll Hall of Fame。下部に「ROCK & ROLL HALL OF FAME」の看板が写る

Hi there!

いきなりですが、「ロックンロール」って言葉がどこで広まったか、考えたことあります?

僕はなかったです。笑

先日、クリーブランドにある Rock & Roll Hall of Fame に行ってきました。
湖のほとりに立つ、ガラスのピラミッドみたいな建物。
ルーヴルのあのピラミッドと同じ人が設計したそうです。

青空の下に建つRock & Roll Hall of Fameのガラス張りのピラミッド型の建物。手前に館名を記した黒い看板と、赤いパラソルが並ぶ屋外テラス

行く前からずっと引っかかっていたのは、「なんでクリーブランドなの?」という疑問でした。
音楽の街と言われたら、まずメンフィスやデトロイトが浮かぶ。
なのに殿堂はここにある。なぜ?

語源は、この街のラジオDJだった

答えは、意外とあっさり分かりました。

1950年代のはじめ、この街のラジオDJが、地元のラジオでR&Bをかけまくった。
その音楽を「ロックンロール」と呼んでこの言葉を広めたのが、そのDJでした。
言葉そのものを発明したわけではなくて、もっと古い隠語を引っぱってきて、ラジオで定着させた。

「BIRTHPLACE OF ROCK 'N' ROLL」と題されたオハイオ州の歴史案内板。ラジオDJがロックンロールという言葉を広めた経緯が英文で記され、背後にRock Hallの旗と建物が見える
ロックンロールという言葉の「起源」を教えてくれた案内板。

わたしはこの説明の前で、ちょっと立ち止まってしまいました。

普段なにげなく使っている「ロックンロール」という言葉に、発信地があった。
しかもそれが、観光で来ただけのこの街だった。
ちょっと運命というか奇跡を感じました笑

だからこの街に殿堂がある。
他にも候補の都市はあったけれど、地元の人たちが署名を集めて、投票で勝ち取ったそうです。
その熱量にも感銘を受けました

ちなみに世界初とされるロックンロール・コンサートも、同じDJがこの街で開いています。
人が殺到しすぎて、ほぼ始まってすぐ中止になったとか。笑
最初の一歩から伝説的にドタバタしているのが、なんだかアメリカっぽい笑

SNL のアーカイブと、Rock & Rollのアーティストたち

展示そのものも、音楽好きなら間違いなく楽しいです。

ザ・ビートルズの展示コーナー。黄色い壁に4人の等身大パネルが立ち、ガラスケースにメンバーの白黒写真や直筆資料が並び、来館者2人が見入っている

入ってすぐにサタデー・ナイト・ライブの音楽50年のアーカイブを見られる展示がありました。
歴代の音楽パフォーマンスを次々に見られて、そこに30分くらいいました笑

サタデー・ナイト・ライブの音楽をたどる企画展の薄暗い通路。れんが風のアーチ窓に映像モニターが並び、一台に「SNL 50 YEARS OF MUSIC FROM THE ARCHIVES」の文字が映る

殿堂入りしたアーティストの曲を、タッチスクリーンで試聴できるコーナーもあります。
わたしはそこで Dolly Parton と Billy Joel をしばらく聴いていました。
知っているはずの曲なのに、なぜかワクワクする。

フリートウッド・マックのアルバム『噂』のジャケットを大きく引き伸ばした壁面展示。隣のガラスケースに黒いステージ衣装と靴が飾られている
『噂』のジャケットが、そのまま壁になっていました。

注意してほしいのは、クリーブランドは湿度が高くてとにかく蒸し暑いということ笑
日本の夏をそのまま持ってきたみたいなベタつき。

でも汗をかきながら思ったのは、言葉が生まれた場所に立つと、聞き慣れた曲がほんの少し特別感を感じるということ。

See you soon!