ようこそ解説編へ!!

この動画【【Hitman WoA】ゲームで英会話 | 講師: ユキ・ヤマザキ – YouTube 】 を見てくださってかつ、解説を見たいと思ってくれた方向けの記事です。

動画の構成上詳しい解説が出来なかったので、その補足としてこの記事を作成しています。

前回の続きからです。前回は使われなくなったフグが捨てられてしまうのではないかという話を男女二人のスタッフから聞きました。そこでThrow it outというフレーズの音のつながりについて解説しました。
詳しくはこちらの解説をご覧ください。

スタッフの会話①

”The Chef had to refuse serving Yuki Yamazaki his signature dish,”

動画ではスタッフの会話に重要なフレーズは出てきていませんが、詳しく見ていきましょう。
ここ僕も疑問に思ったのですが、refuseの後ってto doじゃなかったでしたっけ?

まあ意味は伝わるのでそこまで重要じゃないかもしれませんが文法に強い人ならこの違い説明できるんですかね? 気が向いたら旦那に質問してみます(彼は全然ゲームしないけど)

自分の中でこの構造(refuse ~ ing)になった意味を考察してみました。
① 単純にミス
ネイティブでも文法的にミスをする事があるよねって話です。
そもそも、このゲームの開発元であるIO interactiveと言う会社はデンマークが拠点なので、英語が第一言語じゃないんですよね。(Welcome to IO Interactive) デンマークはほとんどの人が英語をネイティブレベルで扱えると言っても第一言語で習得した人とはどうしても差が生まれます。そんな理由からこんな構造になったのか?


②過去を表すため
2つ目の理由はネイティブのミスとも関連しているんですが、「動名詞って過去のイメージ」があるんですよね。加えて「ネガティブなイメージ」もあるため文の内容的に流れで動名詞にしてしまったと言う可能性ですね。

まあこれは文法のテストではなくあくまでも英会話の解説なので、気楽に「こんなこともある」でいきましょう笑
「言語は生き物ですから」

スタッフの会話②

さて、次です。
”I mean, despite her constant requests.”
ここは直訳すると「彼女の絶え間ない要求にもかかわらず」になります。
ちょっと意訳に感じるかもしれませんが語感は合わせたつもりです。

her = 彼女
constant = 絶え間ない = 本当に
request = 要求 = 欲しがってた
最後の「のに」は despite を訳したつもりです。

コンスタントは日本語の会話でも使っているひとが多いので単語のイメージはしやすいと思います。

スタッフの会話③

”She asked about it just an hour ago. It’s really too bad.”
ここは特に重要なフレーズはありませんが、「音のつながり」は注目に値すると思います。

ここで覚えておいてほしいのは「文末の破裂音は基本的に消える」です。
破裂音というのは(p,b,t,dなど)です。

消しても音としてはそこに存在してることをほのめかす必要があるので、その場所は一拍置くような感じです。

つまりこんな感じになります。


このようにカタカナにすると面白い感じになっていますが、実際に音声を聞いてもらうと特徴は掴んでいることが分かると思います笑

スタッフの会話④

さて、これでスタッフの会話も終わりです。
”Well. It’s not worth losing your job over, that’s for sure.”
直訳すると「それ(提供しないこと)は価値がない、仕事を失うよりも」ということになります。
つまり「提供しないほうが良い そうでなけれな仕事を失うから」そこから語感を整えて「仕事を失うよりマシ」という感じになりました。

シェフとユキ・ヤマザキの会話① | 重要フレーズその1 ”Fugu”


ついに今回のアイドル、ユキ・ヤマザキの登場です!
長かったですね〜

開口一番 ”This is all so standard. Excuse me. Could I ask you for some fugu roll?”です。キレキレですね。

訳は「ありきたりね ねえ フグロールはないの?」のような感じでしょうか。

ここで注目してほしい点は”some fugu roll”の”some”ですね。

存在が確定していないものの冠詞は”A”か”Some”かたまに”Any”です。
例えば、友達の家に行ってコーヒーを飲みたいけど、どこにあるかわからない時「コーヒーある?」って聞きますよね?
その場合の英文は”Do you have some coffee?”です。

そして、友達が加えて、「そこの砂糖見える?」と言う時は ”Do you see some sugar over there?”といいます。

ちなみに話は逸れますがAnyは「ない可能性があるものを期待して探す時」のイメージです。
同じ文章で 「Do you have any coffee?」と言うと在庫確認っぽい感じになります。

シェフとユキ・ヤマザキの会話② | 重要フレーズその2 ”Pufferfish”


そんな無茶振りの質問に対してシェフは
”A thousand apologies, Miss. But hospital administration has put a ban on pufferfish.”
と答えます。

訳は「本当に申し訳ございません 管理局はフグを禁止にしまして」的な感じですかね。

A thousand apologiesは現実では聞いたことないですが、めっちゃ謝っていることがニュアンスでわかりますね。

そして重要フレーズの一つとして紹介した”Pufferfish”です。
文脈からフグであることは伝わると思いますが、なぜシェフとユキ・ヤマザキでは使っている単語が違うのでしょうか? そこまで深堀りしてなかったですよね。

①ユキ・ヤマザキが日本人だから
設定としてはユキ・ヤマザキは日本人ですよね。なので、言い馴染みのあるフグを意図的に使ったという可能性です。実際にアメリカ人でも日本が大好きな人は”Tuna”のことを”Maguro”と言ったりします。
英語の表現があるのにあえて和名で呼ぶのは一種のリスペクトの現れでしょうか?

②立場的に正式名称を使う必要がある
もう一つの可能性はシェフという立場かつ英語でコミュニケーションを取るという状況の中プロとして、”Pufferfish”という単語を選んだという考えです。
この可能性もなくはないかなと思います。
やっぱりプロという立場上正しい言葉遣いをしなければという選択ですね。

動画内でも説明しましたが、Sea urchinのことを英語で”Uni”と呼ぶ人は多いです。Urchinが「ハリネズミ」や「いたずらっ子」という意味がありそこまでポジティブな意味ではないので、Uniという呼び方の方が可愛くて好きという人もいます。

最後に

今回は音のつながりと、人物のバックグラウンドの考察をメインに行いました。
たかがゲームですが、されどゲームです。詳しく見てみると開発が入念にストーリーを考えていることが伝わると思います。
気になったらいつでも読み返して見てください!

それ以外の時はゲームでもしてください笑