車体に「WAYMO」ロゴが入った青い箱型の新型Waymo(第6世代Zeekr製)が、サンフランシスコの住宅街の路上に停車している。前後にスライドドア

白いジャガーが青い箱になった日 — 街で追った新型Waymoの定点観測

車体に「WAYMO」ロゴが入った青い箱型の新型Waymo(第6世代Zeekr製)が、サンフランシスコの住宅街の路上に停車している。前後にスライドドア

Hi there! サンフランシスコに住んでいると、Waymo はもう空気みたいなものです。

自動運転タクシーって実物はどこまで来てるの?と気になっている方に、街で見た範囲の話をします。僕も使ったことあります。プライバシーが担保されてて車の中で友達とカラオケできるのが楽しいです笑

個人的にはUberより好きです。

白いジャガーが、いつのまにか青い箱になっていた

少し前まで、Waymo といえば白いジャガーでした。市販SUVの屋根にセンサーを足しただけの、あの形です。

白いJaguar I-PACEの屋根にセンサードームを載せた旧型Waymoが、サンフランシスコの湾沿いの道を走っている。背景に石造りの建物とベイブリッジ
これがつい最近までの「見慣れたWaymo」。

それがここ半年くらいで、青くて四角い箱みたいな車が混じるようになりました。新型です。Zeekr製で「Ojai」という名前だそうですが、そういうことより先に「とにかく箱だな」と思いました。旧型にあった屋根の出っ張りや四隅の突起が減って、全体にのっぺりしています。すれ違っても走行音がほとんどしなくて、旧型より静かな気がしました。ドアは前後にスライドして開きます。

最初に目にしたのは、トレーニング中なのか、近所でゆっくり走っているのを見かけた一台でした。青の色がはっきりしていて、遠くからでもすぐ Waymo だと分かります。しばらく目で追ってしまって、正直ちょっと未来の乗り物すぎてびっくりしました。

車体に「WAYMO」ロゴが入った青い箱型の新型Waymo(第6世代Zeekr製)が、サンフランシスコの住宅街の路上に停車している。前後にスライドドア
こちらが新型。四隅の出っ張りが減って、最初から自動運転用に設計された箱型になっています。

工事現場のそばで、じっと止まっていた新型

その新型を、少し前に工事現場の近くで見かけました。コーンだらけの区間で、じっと止まって動けなくなっていたんです。

そのときはまだ運転席に人が座っていました。研修を受けた、自動運転の挙動を見張る係員です。僕がその前を通り過ぎるあいだ、青い箱はコーンの手前で止まったまま、動き出す気配がありませんでした。どれくらいそうしていたのか、そのあと自力で抜けたのか係員が動かしたのかは見ていません。工事区間が苦手なのは Waymo 全体で言われている弱点ですが、個人的には自動運転の素晴らしさで相殺されてると思います笑

運転席から、人が消えた

で、最近のことです。信号待ちで隣に来た青い箱の運転席に、誰も座っていませんでした。

青信号になると、ハンドルがひとりでに少し動いて、青い箱はそのまま交差点を抜けていきました。それでようやく実感しました。

新型の完全無人運行が始まったのは今年の2月。この夏には、配車を頼むと普通に新型が来るようになったそうです。工事現場で止まっていたあの車と、同じ世代です。

とはいえ、全部が一斉に無人になったわけではないみたいです。まだ係員が乗って学習中の個体も混じって走っています。

派手な発表があって未来が来た、という感じではありませんでした。トレーニング中の車を見て、スタックした車を見て、気づいたら運転席が空っぽになっていた。それだけです。

住民として、機械が育っていくのをこの半年ほどかけて外から見届けた気分になりました。これがサンフランシスコ!!

未来って、こうやって少しずつ見慣れていって、いつのまにか日常になるものなんですね。

See you soon!