サンフランシスコの旧アーモリー(現kink.com)の塔に掲げられたレザープライドの旗。黒と青のストライプに白帯、左上に赤いハート。青空を背景にはためいている。

Folsom Street Fair 2026 (9/27)|初めてでも大丈夫? 行った僕が答えます

サンフランシスコの旧アーモリー(現kink.com)の塔に掲げられたレザープライドの旗。黒と青のストライプに白帯、左上に赤いハート。青空を背景にはためいている。

Hi there!

今回はちょっと過激な表現🔞が出てきます。ここから先は自己責任でお願いします。(WordPressの規約に触れる内容ではないのでご安心を)

…

と、予防線を張ったところで本題です笑

Folsom Street Fair (フォルサム・ストリート・フェア)。世界最大のレザー / Kink のお祭りで、2026年は9月27日(日)の11:00〜18:00に開催されます。

僕はDaddyと一度参加しました。行く前は「そういう趣味もないのに大丈夫かな」とけっこうビビっていました。

結論から言うと、初めてでも、当事者じゃなくても、まったく問題なかったです。そのうえで「先に知っておけばよかった」と思ったことを、質問形式でまとめます。

Folsom Street Fairの会場となったSOMAの交差点。レザーやハーネス姿の人で埋まった通りを、手前の人が眺めている。写っている人の顔はぼかし処理している。
当日の会場のようす。写っている方の顔と背景の人はぼかしています。

まず、どんなイベント?

場所は South of Market、通称SOMA。LGBTQ+の歴史的なエリアで、Castroがゲイタウンになる前はここがたまり場でした。今もフォルサム通りのまわりにはゲイバーが多いです。

SMプレイのような少し激しめの遊びが好きな人のためのイベント、という色が強いです。英語ではこういう性の趣味を「Kink (キンク)」と言います。日本語の「変態」が近いですね。LGBTQ+と一緒に語られがちですが、LGBTQ+=Kinkではありません。ここは誤解されやすいところです。

そして入場は18歳以上なら誰でもOK。自分がKinkかどうかは関係なく、どんな人でもWelcomeです。

服装は? 普段着だと浮く?

普段着で大丈夫です。ジーンズにスニーカーの人もたくさんいました。

ただ、まわりはレザー、ハーネス、ほとんど裸、という人がかなりの割合を占めます。「浮くのがイヤだな」という方は、黒っぽい服でまとめるとか、ハーネスやチョーカーを1つだけ着けるとか、それくらいで十分なじめます。

9月末のサンフランシスコは、日本と違って少し暑くなる時期。それでも朝晩は冷えるので、羽織り1枚と日焼け止め、水のボトルがあると安心です。

怖くない? いきなり触られたりしない?

されません。同意のない接触はコミュニティのはっきりしたルール違反で、参加者のほぼ全員が節度を持っています。

もし一線を越える人がいても、まわりがすぐ止めます。実際に歩いてみて、オンとオフのはっきりした場所だと感じました。過激な見た目のわりに、話しかけると気さくな人ばかりです。

正直、参加する前の僕がいちばん身構えていた部分でした。杞憂でした笑

写真は撮っていい?

公式のルールは「Ask First」。撮る前、触れる前に、必ず本人に聞くこと。人が写る写真は許可なしに撮らない、が大前提です。

なので僕が撮ったのは、基本的にモノと会場の空気だけ。R-18すぎて出せない場面も多くて、載せられる写真がほとんど残りませんでした笑

フォルサム通り沿いのゲイバーの店内。赤い壁の高い位置に大型モニターが2台あり、アダルト映像が流れている。映像はモザイク処理している。
通り沿いのバーに入ったら、店内の大型モニターでアダルトビデオが流れていました。さすがにフルモザイクで。

休憩でバーに入ったら、壁のモニターで普通にアダルトビデオが流れていました。日本の感覚だとギョッとしますが、この週末この街では、それがわりと普通の風景なんですよね。

バーの化粧室。トイレのタンクのふたの上に、黒いシリコン製のコックリングがひとつ置き忘れられている。
そのバーのトイレ。タンクの上にコックリングが置き忘れられていました。

ついでにトイレに行ったら、タンクの上にコックリングがぽつんと忘れられていました。落とし物にもお祭り感があります笑

はじめて行くなら知っておきたいこと

  • 開催日:毎年9月の最終日曜。2026年は9月27日(日)の11:00〜18:00です。
  • 場所:SOMAのFolsom Street、7th〜13thあたり(Howard〜Harrisonの区間)。前夜から車両通行止めになります。
  • 費用:入場は無料。ゲートでvolunteerから10〜20ドルの「推奨寄付」をお願いされますが、強制ではありません。寄付するとステッカーがもらえ、会場内のバーでドリンクが割引に。集めたお金はベイエリアの非営利団体へ渡り、開始以来その総額は700万ドルを超えています。
  • 行き方:BARTならCivic CenterかPowell St駅から徒歩10〜15分。Muniも通っています(12 Folsomなど。夜は運休)。周辺は通行止めで公式の駐車場案内はなく、ライドシェアも料金が上がりがち。SOMAかCastroに泊まって歩くのが一番ラクだと思います。
  • 時間帯:混雑のピークは15〜17時。はじめてなら正午ごろ着くのが無難です。11時前ならゲートに寄付の人が立つ前に入れて、17時以降は少し空きます。
  • マナー・持ち物:公式ルールは「Ask First」。写真を撮る前、触れる前に必ず本人へ。ガラス瓶と刃物の持ち込み禁止、ペット禁止、会場内は市条例で禁煙です。羽織り1枚、日焼け止め、水のボトルを。

ちなみに、同じコミュニティが運営する「Up Your Alley」(Dore Alley)というイベントもあります。2026年は7月26日に開催されました。毎年7月の最終日曜あたりにある、小規模版という位置づけです。行ってきたときの様子はこちらの記事にまとめました。

Folsomのあとも、10月のサンフランシスコはLGBTQ+のイベントが続きます。

  • Castro Street Fair:毎年10月の第1日曜。ひと言でいうと「マイルドなFolsom」で、Folsomは過激そうで迷っている人にもおすすめです。
  • National Coming Out Day:10月11日。日本で「国際カミングアウトデー」と呼ばれるこの日の、アメリカでの名前と由来を調べました。
  • Dolly Parton『9 to 5』上映会:10月11日、カストロ劇場で。ドリー・パートンをしのぶトリビュート上映です。
  • Bearrison Street Fair:10月17日。「ベア」好きのためのストリートフェア。去年行ってきた体験をまとめました。

変わったイベントでしたが、なんだか勇気をもらいました。「他人に認められなくても、自分たちは自分たちのやりたいことをやる」。そのメッセージが、会場全体から伝わってきたからだと思います。

それでいて来る者は拒まず、話してみると気さくな人ばかり。一人でいる心細さを知っているから、人の気持ちに寄り添えるのかもしれません。一人でゲイライフのブログを書いている僕も、こんな小さなアクションで誰かの背中を押せたらと思います。

See you soon!