サンフランシスコの日本食レストランはどう名前をつけている?特徴をまとめてみた。

Hi there!

サンフランシスコは食の選択肢が多いことで有名です。

日本食のレストランも多く存在します。

そこでふと、サンフランシスコの日本食レストランの名前にはどんな特徴があるんだろうと疑問に思いました。

なので、今回は日本食レストランの名前付けの特徴についてまとめていこうと思います。

探し方

適当に探しても公平さに欠けるので、レストランを探す前にいくつかルールを設けることにしました。

サンフランシスコ

① グルメサイトで有名なYelpを使用する

② 検索キーワードは”Japanese”,”San Francisco”

③ ソートは”Recommended”で並び替え

Yelpは日本で言う食べログみたいなものなのでそれなりに信頼はあるはずです。

ソート機能のRecommendedはYelpの公式サイトによると「様々な要素を相互的に分析した結果」らしいです。

シークレットモードで検索したので公平性は保たれているはずです…笑

今回は、この3つの絞り込み条件で出てきたTOP10のレストランの名前を分析します。

日本のレストランの検索ルールも考えてみましょう。

日本

①グルメサイトの「食べログ」を使用する

②キーワードは「横浜」

③ランキング順に並び替えをして、TOP10の「日本食」レストランを抽出

食べログは説明するまでもなく有名なグルメサイトですね。

検索キーワードを横浜にした理由は「筆者が横浜出身だから」です笑

ランキング順にしたうえで日本食ではないものは今回の検証からは除外しました(例: バー、イタリアンなど、英語表記のレストラン)

そのうえでTOP10のレストランの名前をリストにしました。

結果

あまり長くなってもいけないので、リストを見ていきましょう。

店名のあとにハイフン(-)をつけて、その店名の特徴(人名やものなど)を主観的に記載してみました。

*ちなみに筆者がサイトを閲覧した日は2025年11月20日(PST)です。ランキングが変動している可能性もあるのでご了承ください。

サンフランシスコのレストラン

①Okaeri Japanese Bistro − 挨拶
②Rintaro – 人名
③Ganji – よくわからない? 少なくとも日本語の意味は無さそう
④Kusakabe – 人名
⑤Shoji – 人名かもの(障子)
⑥Akikos – 人名?
⑦Kizuki Ramen & Izakaya – 現象
⑧Nara Restaurant & Sake Bar – 場所
⑨Sushi Uma – 表現
⑩Komeya No Bento – フレーズ

日本(横浜)のレストラン

①揚雫 – 造語
②なか條 – 地名と人名を組み合わせたもの?
③1000 – 数字
④里葉亭 – 造語
⑤中華そば 髙野 – 人名
⑥らぁ麺 すぎ本 – 人名
⑦鮨 おとわ – 造語?
⑧ラーメン二郎 – 人名
⑨らーめん 鶏喰 – 造語
⑩櫻井中華そば店
– 人名

このようにリスト化してみると共通した特徴と、違った特徴が横浜とサンフランシスコで現れていますね。

共通点は、主に「人名」がレストランの名前に使用されているというところですかね?

サンフランシスコで人名を使用しているレストランはTOP10の中3店か4店です。

数を曖昧に書いたのは、不確定な要素があるからです。ShojiやAkikosのように、人名とも、モノの名前とも捉えられる店名があるためです。

同様に横浜のレストランでも人名が使用されている店舗は5店です

相違点としては、サンフランシスコでは「おかえり」や「輝月」など決まった言葉が使用されていることが多い一方、日本では「揚雫」や「里葉亭」のように造語が多いですね。

あと横浜の人気店はラーメンが多いですね(美味しそう笑)

この結果についてもう少し考察してみましょう!

考察

共通点について

人名が両方の国で使用されている点については特に驚くことでもないですね。

オーナーがお店に自分の名前をつけるのは昔からの伝統なので、当然のことという印象があります。

しかし、サンフランシスコのレストランで興味深いのが、名前が全て日本人らしい名前なところですね。

例えば、TOP2のRintaroというレストランのオーナーは、”Sylvan Mishima Brackett”という名前です。

Rintaroのブログによると、SylvanがWoods Boyという意味なので、そこから訳して林(Wood)太郎(Boy)と名付けた、と書かれています。

こういう店名のバックストーリーを知ると、ちょっとうれしくなるのは僕だけでしょうか。

日本人が経営しているレストランは自分の名前をつけることは自然なことですが、例えば外国人のオーナーが日本人の誰かにリスペクトをもってレストランの名前にその人の名前を使っているとかであればもっとそのレストランに愛着が湧きます。

横浜のレストランも同様に、人名のレストランが多いですが、いくつか店舗は人名にもかかわらずひらがなが使用されていることに気が付きました。(なか條、すぎ本など)

自分なりに考察したのですが、これはおそらく商標登録などが関係しているのではないでしょうか?

普通の苗字を使うと混乱を招くとかそんな理由で…

調べて見た結果、ソースとしてはあまり強くないですが、Yahoo!知恵袋で「伝統を誇る江戸期からの老舗店では、いわゆる変体仮名を入れた草書体での店名表記が当時では一般的でした。」という回答がありました。

引用: 知恵袋

その可能性もなくもないですが、単純にひらがな表記の店舗は高級感がある感じしませんか?

個人的には、この「高級に見せる」という理由でひらがなを使っている店もあるんじゃないかと思っています。

相違点について

当たり前といえばそこまでですが、サンフランシスコのレストランでは「日本っぽい」が名前の決定に大きく左右しているような気がしました。

例えば、”Okaeri Japanese Bistro”や”Sushi Uma”などはおそらく「おかえり」と「うま(おいしい)」から来ていますよね?

TOP10ではないですが、他にも「ただいま」や「おかわり」などの言葉を店名にしている店がサンフランシスコにはあります笑

他には日本で有名なものをレストランの名前にするとかが考えられます。

TOP10ではないですが、同様に例を挙げると「温泉(Onsen)」、「わさび(wasabi)」、「恵比寿(Ebisu)」などがありますね。

おそらくこれは、一目で「日本食だ!」と分かってもらうために名付けているのではないでしょうか?

アメリカ人でも、食に興味のある人であれば日本でよく使われる食材の名前を知っていることが多いです。

僕の友人だと「しょうゆ」、「ポン酢」、「うに」、「まぐろ」などの単語を知っていて驚いた記憶があります。

このように日本語のもつ、「音の響き」や「雰囲気」などから店名を決めることがサンフランシスコでは多いのかなと考えつきました。

この理論でいけばオノマトペはなかなか日本のレストランに使えるんじゃないかなぁと思いました。

例えばMoguMoguとか、ラーメン屋さんならSuruSuruとか、音が可愛くて人気が出そうじゃないですか?

一方で横浜で面白いとおもったのが、「造語が多い」というポイント

しかもその造語はレストランを説明していることが多いのも面白いと思ったポイントの1つです。

例えば、揚雫(ヨーダ)はとんかつ屋です。この店名から何を意味するでしょうか?

この店名の意味はその言葉のように「雫→肉汁を揚げる」という意味らしいです。

つまり、新しいとんかつの揚げ方ということらしい。

名前から「こだわっているんだな」ということが伝わってくるようですね。

つまり、この「造語をレストランの名前にする」ということは「こだわりを名前にする」ということなんだと考えました。

これは海外の日本レストランには難しいですし、そもそもお客さんに伝わらないですよね。

だからといって英語でそれが出来ないというわけではなく、英語にも名前にこだわりを入れている店舗はあるでしょう。

レストランではないですが、例えばGoogleは、数学用語の”googol” (グーゴル) に由来しているのは有名な話ですよね。

googolは膨大な数を表す10の100乗を意味しています。

そこから意味を派生させて、「膨大な量の情報を整理する」という信念のもと会社が生まれたそうです。(最終的にはスペルミスでgoogleになったそうです)

 でも個人的に横浜のレストランの名前は調べていて楽しかったです。特に造語のレストランは「こんな意味があるのか!?」などと想像しながら検索を楽しみました笑


ざっくりまとめれば、両方人名を使うことは当然として、サンフランシスコは「インパクト」、横浜は「こだわり」を重視していることがわかりました。

このように、名前に秘められたバックグラウンドを調べるのが楽しかったです。

今度レストランに行くときは「どんな理由でこの名前にしたんだろう」と考えたらより一層そのレストランが好きになれそうです!!

レストランをまとめていたらお腹が空いてきたので、今回はここまで!!
アメリカのレストランまわりだとメニューで見るGF・VGの意味やカストロのレストラン紹介もどうぞ。

See you soon!