意外と簡単で安全? サンフランシスコでの公共交通機関の使い方! バスや電車はこれを見ればOK!

Hi there!

日本から友人がサンフランシスコに遊びに来てくれました。

初めてのサンフランシスコということで、街のあちこちに興味津々でした。

僕も「自分が来たばかりの頃は驚きがいっぱいだったな」と当時を思い出しました。

友人に色々説明しているうちに

「これをブログにまとめれば、これからサンフランシスコを訪れる人の役に立つかも」

と思い、アウトプットも兼ねて “How-to シリーズ” と題し、初めての方に役立つ情報をまとめていこうと思います!

今回は「サンフランシスコの公共交通機関の使い方」です!

まず全体像だけ先に。サンフランシスコ市内の移動は、バスや路面電車のMuniと、市内と近郊を結ぶ急行電車BARTの2本柱です。街なかをこまめに動くならMuni、空港や少し遠い場所へ一気に行くならBART、というざっくりした住み分けで考えておけば大丈夫です。

そして2025年から2026年にかけて大きく変わったのが支払いです。クレジットカードやApple Pay / Google Payを、改札やリーダーに直接タッチするだけで乗れるようになりました(BARTは2025年8月、Muniなどベイエリア各社は2025年12月から)。着いてすぐ手ぶらで乗れる選択肢が増えたのは、旅行者にはかなり大きいと思います。

何が必要?

日本でバスや電車に乗りたいと思ったらSuicaやPASMOですよね。

少し前まではサンフランシスコでも、交通カードClipper(クリッパー)をまず用意するのが定番でした。今は、手持ちのクレジットカードやスマホのタッチ決済でそのまま乗れます。

ただしタッチ決済で乗れるのは大人の通常運賃だけです。割引運賃や子ども・シニア料金を使いたい場合は、これまでどおりClipperが必要になります。

それでも僕はClipperをおすすめします。事業者をまたいだ乗り継ぎ割引(2時間以内なら最大2.85ドルぶん)が一番確実に効くのがClipperだからです。物理カードでも、スマホの中に入れたカードでもかまいません。

SuicaやPASMOにあたるサンフランシスコの交通カードClipper

物理カードは、有人カウンターやセルフのキオスク、Walgreens(ウォルグリーン。日本のドラッグストアのようなお店)などで買えます。新しい物理カードには3ドルの発行手数料(返金不可)がかかります。

Clipperカードを買える窓口やキオスクなど販売場所の一覧
引用: Clipper

記念に物理カードを買うのもアリですが、チャージ方法には少しコツがあります。

一番ラクなのはオンラインやClipperアプリからの入金です。2025年12月のシステム更新(Clipper 2.0)で、チャージした残高がすぐ反映されるようになりました。以前は数日待つこともあったので、これは大きな改善です。

駅の機械でもチャージできますが、こちらは今もクセが強いです。

駅構内に設置されたClipper用のチャージ専用券売機

この機械がなかなか問題ありでして…

と問題点を挙げればきりがないです笑

Walgreensでもチャージできます(クレジットカードOKです)。

Clipperのチャージができるカストロ地区のWalgreen店舗
CastroのWalgreen

ただ、僕がお願いしたときは店員さんもあまり慣れていないのか、けっこうもたついていました。

そんなわけで物理カードはいくつかクセがあるので、個人的にはスマホのウォレットに入れるのをおすすめします!

スマホのウォレットにClipperカードを追加する手順の案内
(画像引用: Clipper)

iPhoneユーザーの方は”カードの追加”を押して、交通系からClipperを選択するだけでカードの追加が完了します。

iPhoneのウォレットで交通系からClipperを追加する操作画面

Androidユーザーの方は日本にいる時に”カードの追加”を押しても選択画面にClipperがないです。

対策は2つあって、1つがサンフランシスコに着いたら地域の変更を行うこと、2つ目がGoogle Mapから追加する方法です。

地域の変更は”設定”から”地域”を日本からアメリカにして、ウォレットアプリを開くとClipperを追加する画面が出てくるハズです… (僕はこれでできました)

Androidで地域をアメリカに変更しウォレットにClipperを追加する画面

それかGoogle MapからClipperを追加することもできます。
こちらは日本にいてもできるという話ですが、僕は現地で追加したので日本からの動作は未確認です。

Google Mapを開いて適当なルートを検索します (例: SFOからユニオンスクエア)

Googleマップで空港SFOからユニオンスクエアまでの経路を検索した画面

電車のルートの詳細を見るとClipperで支払いをする場合の値段が小さいですが出てきます。

Googleマップの経路詳細に小さく表示されたClipper支払い時の運賃

それをタップすると画面がウォレットに切り替わりClipperを追加することができます。

ちょっと複雑ですが、一度追加してしまえば対面での面倒なチャージをしなくても済むのでおすすめです!

一点だけ注意点⚠️

日本にいるうちに、次の2つは必ず済ませておいてください。

  1. スマホのウォレットにクレジットカードを追加しておく
  2. そのカードでスマホのタッチ決済ができる状態にしておく

これは結構あるあるなミスです。

実際に僕の友人がサンフランシスコに来たときも「Clipperは追加できてもチャージができない!!」となりました笑

同じ落とし穴にはまらないよう、出発前に確認しておいてください。

ちなみにClipperはSuicaほど優秀じゃないので、コンビニとかで飲み物を買うのに使えないです。
なので使う分をチャージしておくのをおすすめします。


これまで公共交通機関に乗るためにClipperを説明しました。

念の為記載しておくと、Muniのバスなら現金でも乗れます(3.00ドル、釣り銭なし)。

でも日本のバスと違ってお釣りは出ませんし、機械もよく壊れています。あてにせず、Clipperかタッチ決済で乗るのが安心です。

お金まわりは、以前書いたアメリカの自動販売機の記事と同じ感覚です。信用しすぎないこと。

知っておきたいSFの公共交通機関について

乗車のあれこれを記載する前にサンフランシスコのバスや電車の基本について解説します!

これを知っておくと、行きたいところにスムーズに行けるようになりますよ!

サンフランシスコ市内の公共交通機関は、大きく分けてMuniとBARTの2つです。

どのバスや電車に乗ればいいかは、TransitアプリかGoogleマップで調べるのが早いです。ベイエリアはこの2つがリアルタイムの到着時刻に強くて、地元の人もよく使っています。以前よく案内されたMuniMobileアプリは、単発チケットの販売を終了して縮小に向かっているので、今から入れる必要はありません。

あと、坂を上り下りするあのケーブルカーは、料金(片道9ドル)も乗り方もこの2つとは別建てなので、この記事では省きます。近いうちに別で書きます。

Muniについて

バスや路面電車を運営する交通局SFMTAの新しいロゴ
画像引用: SFMTA

バス、路面電車、地下鉄はMuniが運営しています。

基本的に「バスに乗ればどこにでも行ける」と考えてもらって大丈夫です。
それくらいどこにでも走っています。

カストロ地区の目抜き通りを走るMuniの路線バス24番
カストロを通っているバス、24と呼びます

路面電車は観光用のアトラクションのようなイメージで、

観光向けアトラクション的な路面電車F-Trainがカストロを走る様子
同じくカストロを通っている路面電車F-Trainと呼びます

地下鉄は効率的な移動手段

効率的な移動手段として使われるMuniメトロの地下鉄車両

このように組み合わせて観光を楽しむ感じですね。

Muniのメリット

Muniを使う大きなメリットは「1回の乗車で2時間乗り放題」という点!!

A single ride fare on Muni is good for 120 minutes of travel, whether it be on a single route or a trip with multiple transfers across buses and light rail. You can save $0.25 per trip by paying with a Clipper® Card.

引用: SFMTA

2時間の間であれば乗り換え放題!!
文字通り「サンフランシスコ中ならどこでもいける!」

この2時間は、同じカードやスマホで何回タップしても2回目以降は追加で引かれません。乗り継ぎを気にせずポンポン乗れるので、街歩きとの相性がいいです。

運賃はClipperやタッチ決済で1回2.85ドル、現金だと3.00ドルです(2026年時点)。

Muniのデメリット

デメリットは「よく遅延する」こと

特にバスと路面電車は時間通りに来ないと思ったほうがいいです笑

アメリカは車社会なので街で渋滞が多発します。バスも路面電車もそれに巻き込まれます。

なので、時間に余裕をもって動くのがおすすめです。

BART

急行列車として紹介するBART(Bay Area Rapid Transit)のロゴ
画像引用: https://www.bart.gov/

BARTは急行列車のような位置づけです(Bay Area Rapid Transit、つまり「ベイエリア高速鉄道」の略で、名前のとおりです)。

BARTを使えば、サンフランシスコ国際空港(SFO)から市内まで30分ほどで出られます。

SFOから市内への行き方そのものは、SFO空港から市内への行き方と、旅行者のつもりでBARTに乗り直してみた話で、もう少し詳しく書いています。

なので、観光客の多くが「初めて利用する電車」になるんじゃないかなと思っています。

BARTのメリット

遅延が少ない

これに尽きます。

本数は時間帯や路線で幅がありますが、日中はおおむね1時間に3〜4本。乗り過ごしてもそれほど待たずに次が来ます。

BARTのデメリット

値段が高い

最低運賃だけ見るとMuniより安く見えますが、BARTは距離で加算されるうえに1回ごとに課金されます。街なかの移動を何度も繰り返すと、トータルではMuniより割高になりがちです。

最低運賃は2.5ドル前後から(2026年の値上げ後)で、そこに距離ぶんが乗っていくイメージです。

SFOから市内中心部までは片道11〜13ドルくらい(2026年時点)です。

BARTでSFOからユニオンスクエアまで乗車したときの運賃約11ドルの表示
例: SFOからユニオンスクエアまで

もちろんUberなどに比べたら安いですがMuniの格安さに比べるとちょっと見劣りしてしまいますね。

ルートが限られている

サンフランシスコ市内では同じ経路を通るBARTの路線図

上記の画像のようにBARTはサンフランシスコ市内であれば全て同じ場所を通過します。

これは、どの電車に乗っても同じ場所にいくが、行ける場所は決まっているということになります。

MuniとBARTは、お互いの弱点をちょうど補い合っている印象です。

一長一短なので、急いでいるときや行く場所が少し遠い場合はBART、時間に余裕があるときや少し寄り道をしたいときはMuni、という使い分けでいいと思います。


ちなみにもう1つCaltrainという急行電車があります。

スタンフォード方面へ南下する急行電車Caltrainのロゴ
画像引用: Caltrain

これも一部の駅はサンフランシスコ市内を通っていますが、スタンフォードやシリコンバレー側の南に向かう電車になります。

なので今回は取り上げません。(というより、僕がまだ乗ったことがないだけです。乗ったら別で書きます)

いざ乗車!

前提知識もつけたところで最後に乗車の方法をお伝えします!

僕も初めてのときはドキドキしたので、この記事で少しでも緊張がほぐれたら嬉しいです。

Muni バスの場合

観光で一番多く使用することになるのがおそらくこのMuniのバスです。

このようにバス停があるところもあります。

到着までの残り時間を表示するディスプレイ付きのMuniバス停
上のディスプレイで何分後に来るかおしえてくれます。

このように黄色の目印でバスが停まることを知らせるバス停もあります。(簡素なのがアメリカらしいところ)

黄色い目印だけで示されたカストロ地区近くの簡素なバス停
カストロ地区の近くのバス停です

乗る前の注意点を挙げるとすれば、

順番はないようなもの

と思っておいてください。
空いているところで適当に待っていれば大丈夫です。

バスが来たら乗車になります。

基本的に前と真ん中に扉があって、どちらからでも乗れます。

前と中央にドアがあり前後どちらからも乗れるMuniバスの車体

どちらから乗っても運賃を払う機械はあります。

ここにスマホか、タッチ決済のカードをかざしてください。

Muniバス車内でスマホをかざすClipper読み取り機の位置

⚠️ ゆっくり、通信完了の音が鳴るまでかざしてください!!

日本の改札の感覚でサッとかざすと、だいたいエラーになります。

よく知らないのですが、これってNFCとFeliCaの反応速度の違いなんですかね。

これで乗車完了です!!

あとは目的地に行くだけです!

降りる時は、窓の近くにある黄色い紐か、ボタンで降車したいことを知らせてください。

バス車内の窓際に下がる降車合図用の黄色い紐
バスの手すりに付いた降車を知らせる押しボタン

Muni 電車の場合

Muniの電車もよく使うと思います。電車と言っても、路面で乗る場合と地下鉄で乗る場合で要領が少し違うので別々で解説します!

路面から乗るときは、バスと同じ要領で大丈夫です。

地下鉄のときにかざすのはゲートです。
電車に乗ってからではありません。

スマホをかざして通るカストロ駅地下鉄の改札ゲート
カストロ駅

ここも反応がゆっくりなので、ゲートが開くまでかざし続けてください。

電車の到着は電光掲示板に出ますが、ちょっと読みにくいです。

到着順に並ばず見づらいカストロ駅ホームの電車案内電光掲示板
来る順番に表記してくれないのでわかりにくい笑

サンフランシスコの公共交通機関は色と記号でどこに行くかがわかるようになっています。

行き先を色と記号で示したMuniメトロの路線案内サイン

なので行きたい場所を確認して、どの色の電車に乗ればいいかを決めてください。

目的の電車が来たら日本の電車と同じように乗ってください。
スキャナーがありますが、これは路面から乗車する人用なので地下鉄から乗る場合はかざす必要はないです。

目的地に着いたら、降車して改札を抜けます。

この改札は、降りるときは自動で開きます。前に立つだけで大丈夫です。

降車時は立つだけで自動的に開くMuni地下鉄駅の出口改札
開くのを待つだけでOK!

BARTの場合

BARTを使用する場合も要領はほぼ同じですが、1点だけMuniと違う点があるので解説します。

と言っても降車するまでは全く同じ要領で利用できます。

違うのは最後、ゲートを抜けるとき。

Muniと違いBARTはゲートを抜けるときもスマホをかざします。

前項で解説したようにBARTは距離で値段が引かれるので、降りるときにはじめてお金が引かれます。
日本と同じですね。

BARTの改札は2025年に全駅で背の高い新型ゲートに入れ替わりました。扉が速く閉まるので、タップしたらもたつかず通過するのがコツです。大きなスーツケースがあるときは、幅広のアクセシブルゲートを使ってください(そこもタップが必要です)。


今回はサンフランシスコの公共交通機関の使い方を解説しました!!

初めては誰でも緊張すると思います。僕も最初はそうでしたw

だからこそ、この記事が誰かの役に立てたら嬉しいです。

思ったより安全で、どこでも行けるので出費を抑えたい場合や単純に町並みを楽しむために使ってみてください!

気になることがあればいつでも受け付けていますので、お問い合わせからご連絡ください。

それでは、良い旅を〜